こんにちは!
長男は現在小4。小3にはいってから、謎の腹痛や微熱、顔色の悪さが続き、体調が良いときはサッカーの練習や試合にも行かせていたけど熱中症でダウンしやすかったり、声掛けしたときの表情が気になっていたとコーチにも言われたり。
夏休み明けにとうとう学校に行けなくなりました。
お友達と元気に笑って体動かして遊ぶのが大好き、誰にでも大きな声できちんとあいさつできるし、一見すると学校に行けないだろうなという感じのキャラではない息子。
夫はそんな現実がとても信じられず、不安で心配で、学校に行けない息子と、それを容認するわたしにも当時はかなりイライラしてました。
その時も、それからもホントに色々あったけど、現在は元気いっぱい中間教室に毎日通っています。8か月がたちました。
夫も、少しづつ心を寄せてくれるようになり、今はちゃあんとこの子を認めています。
明日はこの子の10歳の誕生日です!
つまり、私が親になって10年記念日か~…。しみじみそんなことを考えているchikraです♡
コロナ休校中の登校日

数か月?かな?家でゆっくりとお休みを満喫しました。お手伝いも色々できるようになって、ワンピースの漫画にこの年で初めて出会って、「マンガ読んでるから忙しい~」というセリフも何度か聞かれ、わたしに締められましたが。
ワンピースにここまでどっぷり浸れるなんて人生の中でも良い時間だよね♡
5月の登校日、久々なので中間教室じゃなくて頑張って教室に行ってみたら??と提案してみました。お昼までだし。
帰ってきた息子は真っ青な表情で疲れ切っていました。
あぁ、やっぱり学校はこの子にはまだ無理なんだなと、改めて感じました。
休校中に改めて気づいた息子の性格

大人の表情を敏感にキャッチしてしまって、自分にできることはないかをさっと考える長男。妹二人いて、母が常に大変だったからそんな癖がついたかな?いや、もともとの性格もあるよね。
だから、先生が何を求めているのかを集中して探ってそれに最大限応えようとするけど、できないことも多く(例えばうっかり忘れものが多かったり、字を書くのが苦手で苦痛)自分がだめだな…と黙って一人で静かに責めちゃう。(わたしも落ち込んでいることにだいたい気付かない。)
先生から久々の登校日学校での様子を聞きました。授業は一言も聞き漏らさないような集中力で一生懸命聞いている。と
人一倍いろんなものをキャッチしてしまうので、学校という集団の中ではとても疲れるんでしょうね。さらにまじめな性格が疲れに追い打ちをかける。
音楽会の練習が始まる

今は行けるタイミングで中間教室と学校の教室を自由に行き来している息子です。
クラスのみんなもそんな息子を丸っと認めてくれていて、ずるいとか、なんで?とかもう言わなくなりました。多分担任の先生がそんな雰囲気を作ってくれているのだと感謝しています・・。
担任の先生から昨日電話があり音楽の授業だけ来ませんか?とお声かけしてくれて、ハーモニカを持ってくるように言われ慌てて壊れたケースとホースを購入。ふう。秋に向けて音楽会の練習が始まるそうです。
音楽会、毎年感動します・・音楽の授業だけ行くように私から息子の背中を押してみました。
悶々と悩む息子

第一声は、いやだ…行きたくない・・・でした。
国語とかの授業が苦痛だと言ってたので、音楽ならいけるんじゃない?と思っていたわたし。さらに、コロナ休校でもう十分エネルギーチャージは出来たと思うし、嫌でもまずは一歩、頑張ってみて欲しい。それで改めてだめならわたしも納得できる。
だから、明日は頑張って2時間目の音楽の授業だけ行ってみなさい。と。
息子はよくわかってくれました。行こうと思ってる。だけど行きたくないんだ。と、何度か弱音を吐きましたが、それでも頑張って行ってみると、しぶしぶ母の後押しを受け入れました。
朝になって、やっぱり嫌だ・・と、暗い表情。
嫌なのはよくわかる。でも行ってみたら楽しいかもしれないし、なによりみんなで一つのものを完成させる体験は何物にも代えられない心の成長につながるから行って欲しいと思ってると、私も熱い思いを伝え説得を続け・・・。
当日
わたしの中に迷いはありませんでした。これがきっと今の息子にはベストな後押しだと確信してたんですよね。
で、朝から中間教室の先生にお話ししてきました。息子も含めて三人で。
先生は、息子君はお母さんの気持ちをとてもよくわかっています、でも、この間の登校日を頑張ってみて改めてムリだと確信したところで、まだ時間が必要かなと思います、と。
息子は、私を慰めるような言い方で、今度は行くから!ね!今日は行かない。と、堂々とした姿でハッキリと言いました。(笑)
その姿がなんだかすっかり大人になったみたいに見えました。
母の涙
車を運転しながらぼろぼろ流れてくる涙。
うれし涙?悲しい涙?後悔、反省、いろんな気持ちが入り混じった、母の涙でした。
でもまず最初に感じたのは中間教室の先生の存在への感謝。息子のことこんなにも理解して尊重してくれる大人が息子のそばにいてくれるという安心感でした。
ここにきて、どうしてわたしは焦ってしまったのかな~でもどれが正しいかなんて誰にも分からない、こうやって、いろんな人に息子のことを見守ってもらって、みんなで彼を育てていけたらいいんだよね。
そう。この時は何の涙か分からなかったけど、あとで友達とのやりとりで気付きました。
息子は私の、頑張って一度行ってみて欲しいという言葉を十分受け止めて、頑張って応えようとしていました。その姿がよく分かったから泣けたのでした。
だけどはっきりと、自分の言葉で「行かない」と決めたんです。成長しているんだな・・・
自分で「行かない」と決断して主張できる素晴らしさ。その姿にも涙が出ました。
はぁ…大変なことも多いけど・・・おもしろいね、子育てって。