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プロフィール
ワークショップを初めて依頼された時、(私の出来ることなんて誰でもできるし…私なんて…)と、自信がなくて、どうしようかな…と悩んでいました。
そんな私を突き動かしたのは、主催していた友人の言葉でした。
詳しく覚えてないのですが・・・(笑)今の自分たちと同じように子育てで大変なお母さんたちが少しでもリラックスして楽しんで欲しい!というような内容でした。これは、何が何でも引き受けなければいけない!!と、熱い想いが溢れてきたことをいまでもよーーーーく覚えています。

その頃の私の写真がこれです。↑↑ワークショップ初体験の私。ヘアゴムの作り方3種類を伝授しました。
まだ末の子をおんぶしていて、上の子二人を幼稚園に14時にお迎えに行かなきゃいけない、まさに子育て真っ最中の私でした。
転勤族の妻である私にとって、子育ては孤独との戦いでした。親も親戚も友人もいない土地、自分の子育てが人からどう思われているかが気になって仕方なく、自信がなく…
人からは、「今が一番いい時期よね」とか、「こんなに一緒に居られるのは今だけよ」とか、今がどれだけ貴重で幸せか思い知りなさいねとメッセージがきますが、そんな今を苦しいと感じる私は何てダメな母親なんだろう・・と、苦しかった。
人と少し話せるだけですごく心が軽くなるんですよね。たったそれだけなんだけど、移住してきた妻はお友達がいなくてそんな機会もないのです。。。
なので私はワークショップをやりたいと思いました。
今大変な中にいるお母さんが、辛い・・と吐き出せる場があればどれだけ救われるか。手仕事に集中してしばし子育てから気が紛れる瞬間があっただけで苦しい気持ちから解放されるか。
そして改めて目の前にいるこの子を心から、可愛い!!!!と思える子育てをしてほしいのです。そこでできた心の余白に、旦那様への優しくなれる気持ちが入れるかもしれない!
お母さんが人からの評価に囚われて自分らしくしていないよりも、
自信をもって、心も軽く子育てしているほうが、子どもも幸せだと思いませんか?
あの頃の私に今の言葉を言ってあげたいな~。

それからまた数年たって・・
ワークショップへの熱量は変わらないのですが、我が子たちが成長していることに伴って、お母さんたちへの想いはあの頃から少し変化しているなと感じます。
あの頃よりも母親たちには、「自分を大事にしてほしい」「自分らしく生きて欲しい」と、強く思うようになりました。

私はパステルアートを子ども優先で描かせていました。今振り返ると子どもよりも、やりたいのは私自身だったのです。でも、何かにつけて子ども優先に・・と、自分のやりたいことを押し付ける母・・・(笑)
母親って、そういう機会が多いと思うんですよね。無意識で自分の気持ちよりも子どもを優先しています。駄目じゃないですよ。実際うちの娘はパステルアートが大好きですし!ちなみに息子はやりたいやりたい!とは言うけど実際はそうでもないので、集中力が持ちません・・。
思い切って言います。賛否あると思いますが、言ってみます!
お母さんってもっとわがままでもいいと思うんです。
自分のやりたいことにもっと正直でいいと思うんです。
分かります。言いたいことは分かります。そうは言っても金銭的に自由じゃない!ですよね?(笑)え?違う?(笑)
私はそうでした。お金がない!!
この問題は、夫婦関係の問題へと続きます。夫婦関係なしにこの問題は解決できません。
夫婦のこと

2007年に結婚して親元を離れました。三人目の子どもが生まれて、八ヶ岳に住み始めてようやく私の心理的な親離れが出来た気がします。長いな・・。
夫婦としてはまだまだ未熟者ですが、ここまで一人の人と深く向き合わなければならないのは夫婦だからこそだな~と思います。
夫とは紹介で出会いました。何故か?何にか?その時も、今でもよくわからないけど不思議と惹かれたんですよね。きっと何かのご縁なんだと思います。夫は子どもみたいで面白いけど、真面目で責任感と優しさがとても強い人です。頭でいろいろ考えすぎるところがあります。バランスを崩すと厄介です・・。
最近ようやく気付いたのですが、夫の機嫌が悪い時、いつも私が悪いんだと心のどこかで思っていました。だけど、いつも私が悪いわけじゃないという事実にやっと気付きました。大抵は夫の仕事で抱えているストレスが原因でした。これも気付けるまで長かったな・・(笑)夫とのことは何年も悩んでいて、積もり積もって本当にもう一緒にいることが苦痛で、本気で離婚したいと思ったことがこれまでで一回あります。
その時に私を支えてくれたのは八ヶ岳に生きる友人達です。ここに住んでいたから、私は夫婦の試練を乗り越えられました。私はどうやら変わったようですが自覚はあんまりないです。ただ私に分かることは、夫が変わりました。そして周りのみんなによく、私が変わったからだよと言われるので、私が変わったんだと思います。
私を大きく変えたきっかけは2017年から林美代子さんのカモワンタロット勉強会に参加したこと。そこで出会った友達や繋がりで2018年には堀之内道子さんのルーミー朗読会にも参加しました。そこでは自分の内面とよーく向き合うことになり、絡まっていた私の思考や感情が整理され削ぎ落されました。そして、2019年には自分の得意なことを仕事にしようという、夢みたいなプロジェクトに本格的に取り掛かれています。タロットとの出会いが全ての始まりなのです。
数年来悩んでいた夫婦関係は少しづつ悪化していき、最後のほうには私は苦しくて胸の中にはいつも重くどっしりとしたヘドロのようなものを抱えて暮らしていました。一度怒らせると夫の怒りの温度は一週間以上キープしたままで、もう夫の心が壊れちゃうんじゃないかとこちらが心配になるほど。なので、怒らせないように、すごく気を遣う日々。でも、心ない夫の無神経な態度。喋りたくないし、見たくないし、関わりたくない。。。けどそれも疲れるのでできれば仲良く暮らしたい。なにより、育児に大きな影響がある・・・。
何度も何度も親身になって話を聞いてタロットを引いてくれた友人達、どうしたらいいのかメッセージをもらいながら諦めずに、夫との仲を改善できるように努力しました。
夫はどうにもならない理不尽な会社への怒りをずーっと抱えて働いていました。守りたい家族や、いつも頑張ってくれている社員や従業員。なかなか思うように休めない自分のカラダ、自分のやりたいことはなんだっけ?考える時間もないほど忙しい日々。疲れて、スマホニュースを見て、漫画を読んで少ない睡眠時間を寝て起きたら会社の毎日。自分の心と向き合う時間なんて皆無。自分でもわからない怒りと疲れと不安感はどんどん夫の中で混乱し、膨れ上がり、妻さえも信じられなくなり、頭の中でぐるぐると偏った思考が絡まり、分かってくれない妻への怒りとなって、私に向かっていたのかな?と、今振り返って感じます。
辛く長い時間でしたが頑張って努力したけど限界まで耐えたあと私は爆発し、もう今すぐにでも離れて暮らしたいと胸にあったヘドロを全部吐き出すように夫にぶつけました。どうせ何にも伝わらなかっただろうと私は思っていました。が、その夜ようやく夫は数年ぶりに自分の内側と向かい合う時間を作ったようです。私はもう諦めていました。絶対にこの人とは分かり合えないし、変わらないんだと。
でも、なんと、夫は変わったのです。
なにが夫を変えたんだろうなぁ。何年も努力していたことがようやく実ったのか?私が変わったのか?長くて重くて辛かったけど、頑張ってよかった。私・・3人の子どもたちと関わりながら本当によく耐えたな、偉すぎると我ながら思います・・・(:_;)頑張れたのは八ヶ岳に住む友人達のお陰なのです。いつも私の幸せを心から願ってくれてありがとう。ありのままの私を受け入れてくれてありがとう。私も誰かのそんな支えになりたいな。
そう、お金の問題でした(笑)
夫はお金がないことをきっかけにしょっちゅう私に怒っていました。お金は自分自身の不安や絡まった思考を解決する糸口なんだと夫は思っていたのかもしれません。
大事なのはお金なんかじゃないのにね。彼に必要なのは内観でした。まぁそれは置いておいて。
そんな苦しい経済状況と夫婦関係の中で、私は自分の好きなことにわがままになんてなれないと思ってました。うしろめたさを感じていました。
でもやってました(笑)
たまに、気付かれてはかなりイライラされていましたが、めげませんでした。
こうできるようになったのは、もちろん八ヶ岳に住む友人たちのお陰です。この人たちってすごいのです・・・。
好きなことは抗えないし、私を作っているんだから、諦めちゃだめだと何度も何度も思わせてくれたのです。
そして、夫が変わった今、好き勝手自由奔放にしていながら少しのお金もいただけるようになってきた私を夫が責めることはありません。
自分の好きを信じ続けたこと、めげない精神、あとは覚悟!!だと思います。
きっとそれが、夫も変えたのです!!
私の願い事
下の写真は私のワークショップ拠点の原村にあります「おいでなして原宿」で、麻紐ネットバック作りのワークショップ中の私たち。楽しくお喋りしています♡手は動いているのか・・。

私は関わった人の、「好き!」な気持ちを大事にしてほしいなぁと思っています。そして、自分の内面にもっと目を向けて、もっと自分のことを大事にしてほしいなぁとも願っています。やりたいこと、好きなことに自由なお母さんは、子どもの目にどう映ると思いますか??
お母さんが自分を大事にしていれば、きっと子育てもうまくいきます。
八ケ岳に生きる子どもたちがお母さんの心配なんかしなくていいように、お母さんなんか心配しなくても好き放題やってるし、僕も私も、好きなことに正直に生きよう!って思ってくれますように。
ここにある大自然のように、ここに生きる子どもたちがみんな伸び伸びと育ちますように。
私に出来ることをやりたいと思っているのです。
